2006年7月2日(日)12:00

ラテン語の教授がフィンランドのEUニューズレターを翻訳

ヘルシンキ(AFP)

フィンランドのEU議長任期中、同国のラテン語の教授二名が特別な任務を負う。レイヨ・ピトケランタ教授Reijo Pitkaerantaとトゥオモ・ペッカネン教授Tuomo Pekkanenは今年末までほぼ毎週、フィンランド政府のニューズレターをラテン語に翻訳することになる。フィンランドはすでに1999年のEU議長国任期中にラテン語のニューズレターを発行している。この評判が良かったので今回も行なうことを決めたと議長国のウェブサイトのミイア・ラハティ編集長Miia Lahtiは述べた。

EU議長国フィンランドのホームページの最初にはラテン語で、"Accedit, quod usus linguae Latinae cultui humano Europaeo honorem habet et de radicibus societatis Europaeae usque ad antiquitatem classicam pertinetibus omnes commonefacit"と記されている。翻訳すれば、「ラテン語の利用はヨーロッパ文明へのオマージュ(敬意の表明)であり、ヨーロッパ社会の根源が古典古代に遡ることを示すものである」。

ラテン語ニューズレターは差し当たり7月は2回発行され、8月の夏期休暇を経て、9月からは毎週水曜日に発行される予定である。発行者のピトケランタ教授とペッカネン教授はあわせて、ヴァチカンを除けば唯一と思われるラテン語のラジオ放送の司会も務める。このニュース放送はすでに1989年から国営ラジオYle Radio 1で行なわれている。

原題:Lateinprofessoren uebersetzen finnischen EU-Newsletter




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